場末のスナック

場末のスナック

場末(ばすえ)のスナックってNHKの朝ドラ「あまちゃん」以来、「なんだろう?」って気になってる人が多いのでちょっと紹介します。

場末(ばすえ)とは

辞書では

「繁華街の中心部から離れた場所」

という意味らしいですが、わかりやすく言うと「町はずれ」と言えますが、それはきっと表向きかもしれません。実際は”田舎の”とか”さびれた”という意味のが近いかと思います。

日本では、「場末のスナック」っていう言い方をもっともよくしますが、本来は駅前で繁盛している類のお店がちょっと離れた所へ行くと、いつもお客さんががらんとしているようなお店を「場末の〇〇」っていう言い方をします。

観光地に行くと、「なんでこんなお店が温泉街にあるんだろう?お客さんもいないのに・・・」ってお店が場末なのかも知れません。

個人的に、一番しっくりくるのが昔の西部劇だとかでよくありますよね?荒野とか廃墟と化した街のバーで一人、二人の客が酔ってて、そこにいって打ち合いが始まるとか情報を仕入れるとかってやつ。アメリカ映画では定番で、そういうのが「場末の酒場」と言われるものです。

だから、「繁華街から離れた」というよりも「さびれた」と言った方が近いかも知れません。

場末のスナックとは

以上の事から、「さびれたスナック」をしゃれた言い方をして「場末のスナック」というものです。NHK朝ドラ「あまちゃん」に出てきたスナック梨明日はさびれているかといえばさびれてないし、駅にあるという意味では繁華街から離れているという意味でもなさそうな気がします。

もう少し細かい言い方をすれば、スナックってあの玄関の様な扉を開けるには勇気がいりますよね?

ですから、人通りの少ない場所のスナックというのは常連さんばかりで、通りすがりでふらっと立ち寄るお客さんがいないという意味では場末のスナックと言えるのかも知れませんね。

実際、わりと大きな刈谷駅の様な駅前は出張帰りの人、たまに会社の人に誘われてふらっと立ち寄るスナックってあるかも知れませんが、それ以外のスナックはほとんどが場末のスナックなんでしょうね。

ただ、それを言い出したら繁華街以外はなんでも「場末」になってしまいますが・・・

そういう意味ではguessも場末のスナックですが、世の中のスナックの半分は場末になってしまうので結局

「駅前にはない、普通のスナック」

ということです。

まとめ

場末のスナックは田舎のスナック

ただ、スナックというのは場末が基本